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神曲神之介の江戸日記
「 靴 」
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Churchs  CHETWYND
Last73
Colourblack
Material calf
Size7.5  FitG

オールドのデッドストックをオークションで入手したもの。復刻版よりも全体的にほっそりしており、ヒールが小さい。オールドチャーチとプラダ買収後のチャーチを見分ける基準は、インソールに「LondonNewYorkParis」と書かれているのがオールドで、買収後はこれに「Milan」が加わっている。この靴は「LondonNewYork」としか書かれておらず、かなり古い時代のものであり、多分、ブレア元首相が愛用していたものと同一と推測される。
ヒールにゴムの補強がないので、消耗が激しい上に、氷の上を歩いているように滑りまくるが、「カツーン」と何とも言えない良い音がする。
布ライニングは賛否両論あるが、レザーよりも柔らかいため足なじみが早く、履き慣れるまで痛い思いをしなくてよい。

Churchs  NENE
Last73
Colourlight brown
Materialkensington
Size8.0  FitF

聞き慣れない名前が付いているが、これもチェットウインドである。プラダ傘下になる直前に作られたものと思われ、箱は現行と同じ茶箱である。でも一応オールドなので、ライニングは布。アッパーはチャーチとしては珍しく型押しの革を使っている。

Churchs  FAIRFIELD
Last81
Colourbrown
Materialsuede
Size8.0  FitF

#81はバーウッドやライダーなどカントリータイプの靴に使われているラストで、恐らく現行チャーチで最も古い木型ではないだろうか。ショートノーズで#73に似ているが、トーが丸い。クレープソールはボソボソしていて見た目は良くないが、抜群に歩きやすく疲れない。

Churchs  SAHARA R
Last:81
Colour:burgundy
Material:book binder hume
Size:7.5 Fit:G

S品で安かった(£131.91)ので、雨用に購入。チャーチのダイナソールは意外と柔らかい。もっとごつくて硬いイメージを持っていたのだが、軽いし歩きやすい。アッパーはbook binder humeという革だが、polished binderに比べて、質感が安っぽい。リーガルのキップガラスに似ている。

Churchs  HENRY
Last002
Colourblack
Material calf
Size7.5  FitG

#002のキャップトーモデル。#002は「ロイヤルコレクション」と呼ばれるシリーズで、各モデルには英国王室にちなんだ名前が付いている。通常のラインよりワンランク上の革を使っているとのことだが、特にソール革が驚くほどフレキシブルである。ダークオークの半カラス仕上げが非常に美しい。
この木型は写真などで見るとロングノーズで細く見えるが、これは6アイレットであることと、キャップが大きいためである。実際は幅は細くないし、内側のコバが大きく張り出しており、かなり無骨なスタイルである。最大幅は同サイズの#73と同じで、#173よりも広く、チャーチの中では幅広な部類である。ただし、甲はかなり薄くタイトである。トーはチゼル状に薄くなっている。

Churchs  EDWARD
Last002
Colourbrown
Material calf
Size7.5  FitG

#002のセミブローグモデル。チャーチとしては珍しく、茶色なのにネバダカーフではない。ディプロマットに比べると穴飾りが小さく、フォーマル寄りの雰囲気である。

Cheaney  R3066
Last6184
Colourblack
Material calf
Size7.5  FitF

チーニーのフルブローグモデルだが、穴飾りが大きく、形も#73チェットウインドにそっくりである。ソールは半カラス仕上げ。ウィズはFだが、チャーチのGと同じくらいである。
チーニーはチャーチの半額くらいで買えるが、質はチャーチに劣らない。国内でも扱っている店がけっこうたくさんある。ただ、これといった特徴がなく、代表するようなモデルがないので、今ひとつマイナーなイメージなのであろう。したがって、特定のモデルやデザインに拘りがない人は、値段が高いチャーチよりもチーニーを買うことをおすすめする。

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■Churchs  CHETWYND
Last100
Colourtabacco
Material nevada calf
Size8.0  FitF

#100は、プラダ傘下となって廃止された#73の後継木型として作られたもの。全体のシルエットは現代的で、ロングノーズ気味である。トーは#73に比べて若干ぷっくりしており、かかと周りは大きめである。
ネバダカーフは、チャーチの茶系の靴に使用される独特の革で、最初から経年したような風合い。さらにムラ染めを施してあり、ビンテージっぽく仕上げられている。
tabaccoという色もチャーチ独特のもので、文字通りタバコの葉のような色である。

Churchs  DIPLOMAT
Last173
Colourblack
Material calf
Size7.5  FitG

#173は、#73の復刻木型としてを現代的にリメイクされたもの。#100は全く新しい木型として作られたが、#173#73を無理矢理長くしたようなシルエットである。しかし#73の特徴である内側のコバの張り出しは抑えられており、直線的なラインになっている。トーがぷっくりしている点と、かかと周りが大きめな点は#100に似ている。フィッティングは#73よりも幅が狭く甲が高い。

Churchs  BALMORAL
Last73(復刻)
Colourblack
Material calf
Size7.5  FitG

#73キャップトーの復刻版。#73は、チャーチ創業以来120年以上に渡って、世界中で愛用され続けてきた名作である。全体的なシルエットはショートノーズで、左右のコバがエラのように張り出している。トーはセミスクエアで、チゼル状に薄くなっている。
往年の#73シリーズはライニングの中側半分が布であったが、復刻版はフルレザーライニングである。

Churchs  LEGATE
Last73(復刻)
Colourblack
Materialpolished binder
Size7.5  FitG

#73パンチドキャップトーの復刻版。アッパーは「ポリッシュド・バインダー」というチャーチ独特の表面がツルツルした革である。「バインダーとガラスは同じだ」と言う人もいるが、リーガル等のガラスとは質感が全然違う。履き心地は低反発材のようにムニョムニョしている。一度シワが入るとシューキーパーを入れても取れない。メンテナンスフリーのために開発された革らしく、水もはじくので手入れは非常に楽である。また、ガラスの場合、経年するとツヤがなくなり質感が劣化していくが、バインダーの場合は経年しても質感がほとんど変わらない。

Churchs  PERTH
Last73(復刻)
Colourblack
Material calf
Size7.5  FitG

#73ディプロマットの復刻版。チェットウインドやディプロマットのような穴飾りの大きなブローギングには、#73の無骨な面構えがよく似合う。スーツスタイルはもちろん、デニムなどカジュアルにも意外といける。

Churchs  SUDELEY
Last73(復刻)
Colourblack
Material calf
Size7.5  FitG

名前は違うが、PERTHと全く同じ靴である。半額セール品を衝動買いしたもの。右側ヒールカップの外側に針で刺したような傷があるためセール品となったと思われる。左右で革の質が違っており、右側はけっこう良い革質なのだが、左側がひどい。革の表面がパリパリしていて、下ろす前にデリケートクリームをどっぷり塗ったのだが、それでもヒビみたいな細かいシワがたくさんできて、型押し革みたいになってしまった。

Churchs  BRISBANE
Last73(復刻)
Colourblack
Materialcalf
Size7.5  FitG

名作中の名作#73チェットウインドの復刻版。しかしオールド時代のチェットウインドと比べると、シルエットが若干ぼってりしている。

Churchs  GRAFTON
Last73(復刻)
Colourbargundy
Materialapplose
Size7.5  FitG

#73グラフトンの復刻版。無骨な#73に外羽根ダブルソールを組み合わせた姿は迫力に満ちており、まるで戦車のようである。
アパルーサとはアメリカ北西部原産の馬の名前だが、値段的にも馬の革とは考えにくいので、コードバンっぽく仕上げたポリッシュド・バインダーと思われる。



(5)永遠の名作~Chuech's LAST 73
現在のチャーチの主力ラストは、ヨーロッパにおいては#100、日本では#173が中心となっているが、創業以来長年の主力であったのは#73というラストであり、コンサル、ディプロマット、チェットウインドといった御三家も元々は#73によるものであった。
「73」という数字は、チャーチが創業された1873年に因んでいる。

しかし、ズングリした#73の足形は現代人の足に合わなくなったため、#100という新しいラストにその主役が譲られた。
さらに日本では、#100に#73のシルエットを取り入れた#173というラストが現在の主流である。
ブレア首相のチェットウインドも当然#73である。しかしながら#73は廃止されてしまったので、ブレア首相と同じ靴はもう手に入らない。

(6)チャーチ3足目
例のイギリスの通販サイトを眺めていると、ラスト73が売られていた。復刻版だ。
しかも、#100は310£なのに、復刻版は195£というお値打ち価格になっているではないか。

チェットウインドも「Brisbane」という名前で#73として復刻している。これはブレア首相の靴とほぼ同じということになる。
これは是非とも手に入れたいが、#73を履いたことがないので、サイズの予測が全くつかない。

そこで、ネットで、複数のチャーチを所有している人の情報を徹底的に調べてみた。
集めた情報を総合すると、#73はチャーチの他のラストより全長が短く、#173の1サイズ下でちょうどよいということで一致している。
ということは、今度こそ7.5Gでちょうどよいはずである。
かなりギャンブルになるが、勢いで注文してしまった。

前回は発注した日の5日後に届いたので、逆算して休日に届くように曜日を選んで発注。読みはピッタリ当たり、休日の夕方に届く。
靴の値段は前回より若干高いが、関税はまた5千円だった。
kyokatuchi.JPG











ドキドキしながら荷をほどく。手に取ってみると、硬っっっ!!!なんじゃこりゃあ!(松田優作様、いつもすいません)
すでに持っている2足とは比較にならないくらい硬い。これがよく話に聞くチャーチ本来の硬さなのか。

このまま履くとひび割れしそうなくらい硬いので、モーブレーのデリケートクリームをたっぷり塗って保湿。
底にも保革材をどっぷりと染みこませたあと、ぐにゃり折り曲げの儀式。
だいぶ柔らかくなったので、足を入れてみる。

JUST FIT !!!!!チーニーを試着した時と同じ感覚だ。長さも幅もちょうど良く、甲もべったり足に張り付いている。
このラストは、わしの足に合っている。感動だ。ついにあこがれのブレア・ラッキーシューズを手中にした。
わしも幸運にあやかるよう、毎週の定例会議の時にこの靴を履くことにしよう。

(7)チャーチが好きだ
それにしてもチャーチは履き心地がよい。「チャーチは調教に3ヶ月はかかる」という定説があるが、わしの場合なぜかすぐ馴染む。
さすがに#73は、慣らし履きして30分ほどでマメができたが、休日2日間、ヒンズースクワット攻撃で返り癖をつけ、月曜日のデビュー時にはすっかり柔らかくなった。
この日は1日履いても足が痛くなるどころか、逆に気持ちよかった。

#73は形が足に合っているし、武骨なデザインは男っぽくてかっこいい。
廃止されたラストなので、もしかしたらもう手に入らなくなるかもしれない。しかも4万円台で買えるのだから、この機会にもう2足くらい買っておくか。

送料は1足20£だが、2足まとめ買いだと25£と割安だ。
というわけで、我ながら狂気の沙汰と思いつつ、バルモラル(キャップトー)とパース(ディプロマット復刻版)をまとめて注文。

これでもう靴を買うのは終わりだ(多分ね)。墓場まで履いて行くにも十分なくらい揃った。もう買わない(多分)。
総額では自分でもあきれるくらいの投資額となったが、わしの1足当たりの許容範囲は5万円である。それ以上の靴はもう履き物の範囲を越えている。
エドワードグリーンなどは値段相応に素晴らしい靴らしいが、そんな靴は恐くて履けない。

靴は履かれるために生まれてきたもの。部屋に飾っておくものではない。
そういう意味で、そこそこの値段で、履き心地がよく、しかも丈夫で長持ちのチャーチは、わしにとっては究極の靴なのだ。


(靴体験記篇はこれで終了。次回からは総括篇)



(1)ディプロマットをねらえ
さて。晴れて念願のチャーチデビューを果たしたわけだが、それで満足するわけがないのは、もう言うまでもない。

次はディプロマットの黒がほしい。例の店に行けば安く買えるのだが、ダークブラウンしかない。
イギリスから輸入することも考えたが、イギリス本国の値段で300£を越えてる。
レートを230円として、関税も含めると日本円で7万は確実に越える。あまり内外価格差はないのだ。

チャーチは数年前までは10万近くもする靴ではなかった。プラダに買収された後、一時期日本には入ってこなくなり、その後再び入ってくるようになってから異常に価格が上がったらしいが、内外価格差を見ると、輸入元がぼったくってるわけでもなさそうだ。

しかし、5万円台で売っている店があるのだから、他にも安く手に入る方法がありそうだ。どこか、黒のディプロマットを安く買えるところはないだろうか。

(2)Slight Seconds
イギリスの靴販売サイトを眺めてみると、「Slight Seconds」なるものを発見。
これは中古(Second hannd)のことではなく、わずかな傷などのために正品として不合格になったもののことらしい。いわゆる規格外品だ。

ちょうど黒のディプロマットのS品が載っていた。値段は175£。これなら関税を足しても5万くらいでいけそうだ。
木型は先般購入したチェットウインドと同じラスト100なので、7.5のGを買えばちょうどよいはずである。

外国のサイトで買い物をするということも一度経験してみたいので、思い切って注文してみることにした。

(3)輸入靴代金のしくみ
日本では物を買うと消費税というものが取られるが、EU諸国ではVAT(付加価値税)というものがある。イギリスの場合は17.5%で、表示価格にはこれが含まれている。
しかし外国人の場合はこれを払う義務はないので、表示価格からVAT分が控除されるのだ。
下図を見てわかるとおり、表示価格175£からVATが差し引かれ、148.94£。これに送料20£を足して合計168.94£。meisai.JPG








関税は輸出者の申告価格(売値ではない)に対して30%。さらに申告価格と関税額の合計に対して、消費税として4%。地方消費税が消費税額の25%課税される。
申告価格とはいわゆる仕入れ値のことらしいので、関税や消費税は日本の税関を通るまでは、いくらになるかはわからない。

輸送については、このショップの場合は、UPSという配達業者を使っており、荷物が今どこにあるのかリアルタイムでおしえてくれるサービスがある。
keiro.JPG






経路は、イギリス(GB) → ドイツ(DE) → 香港(HK) → フィリピン(PH) → 千葉(成田) → 大阪(税関) というルートになっており、けっこう色々な国を経由してやってくる。

海外からなので、1週間以上はかかるだろうと思っていたのだが、到着予定日は注文した日の5日後になっていた。意外と早く届くんだな。

到着日は平日だったので、仕事が終わって帰宅すると不在配達通知の紙が入っていた。日本ではヤマト運輸が提携しているらしい。

不在通知に「着払い」と書いてある。カード決済で買ったはずなのにどういうことだ?しかし料金は5千円と書いてあるので、靴代でないことは明らかである。
そうか。これが恐らく関税分なんだな。

届いてみると、やっぱり関税だった。予想してた額よりはるかに安い。内訳は、関税:4,200円、消費税:700円、地方消費税:100円。

靴代は為替レートが235.918円/£で、39,856円。関税を足して合計44,856円也。国内価格の定価が9万円なので、半額以下で買えたことになる。

(4)「Slight Seconds」の状態
早速荷をほどいてみると、まず正品ならば必ず付く純正の靴袋が付いていない。その代わり、ショップの名前入りの靴袋が入っていた。
あと、おまけとして、ワックスと携帯靴ベラが入っていた。

肝心の靴の状態については、小傷を覚悟していたが、傷は全くない。その代わり、インソールの奥の方に糊をこぼした後があり、シミになっている。しかし奥の方なので、靴に顔を当てて覗かない限り見えないし、全く問題はない。

サイトではラスト100と書いてあったのだが、届いたのは#173だった。
#173は中途半端にロングノーズで、7.5なのに#100の8.0と同じくらい長い。#100ならば7.5Gでちょうどよかったはずなのに、また捨て寸が長い。幅は予想どおりちょうどよいが、甲が異様に高い。
どうして同じメーカーでこうもサイズが違うのだろうか。
しかし、厚めの靴下を履けばちょうどよいので、まあ、よしとするか。

(つづく) chtwnd.jpg



(1)憧れのチェットウインド
さて。1万円のケンフォードから靴道を歩み始め、5万円也のチーニーに至り、すでに8足も保有している。もう一生靴を買う必要がないくらい揃ってしまった。これ以上靴を買い続けるのは狂気としか言いようがない。そろそろ潮時と考えるべきであろう。
でもそんなの関係ねー。
靴屋を眺めるだけも楽しいのだ。もはやわしにとって靴は単なる履き物の域を超えて、立派な趣味なのだ。まあ、大半の靴はいずれ気に入らなくなって履かなくなるのだろうけど・・・。
でもそんなの関係ねー。

週末に靴屋巡りをするのがすっかり習慣となってしまった。デパート、靴量販店はすべて見尽くしたので、今度はセレクトショップをまわる。
大須にあるらしいセレクトショップへ行ってみる。靴コーナーへ行くとまずジョンロブが飾ってあった。やはり10万円クラスだ。

さらに奥へと進むと、チャーチ様登場。チェットウインドディプロマットコンサルの御三家が鎮座。値段はと・・・・。ん?
おおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!5万5千円!!!
こりゃ買いだよ。買うに決まってる。買うに決まった。

しかし、色はそれぞれ1種類しかない。コンサルは黒。ディプロマットはダークブラウン。チェットウインドはタバコ(薄い茶色)。ウイズはそれぞれFしかない。
うーんどれにしよう。やっぱりブレア首相のラッキーシューズ、チェットウインドだな。茶のフルブローグはカジュアルでも十分履けそうだし。よし。これにしよう。

(2)フィッティングに悩む
店員を呼んで試着。チーニーでちょうどよかった7.5を試着。長さはちょうどよいが、幅がきつい。チーニーの時のきつさとは違い、明らかにきつい。甲の部分の血が完全に止められている感じ。小指は完全に当たっており、その部分の革がボコっと出っ張ってる。

8を出してもらう。同じFでも1サイズ上げると幅ががらっと変わる。長さの場合は、表示がそのまま足長を表しているのだが、ウイズは幅の長さを表しているのではなく、足長と足周の比率なのだ。だから、同じFでも足長を上げると幅も長くなるのだ。
だから、幅がどうしてもきつい場合は、捨て寸(つま先の遊び)が少し多くなるが、ワンサイズ上げて幅を確保する。

さすがに8だとかなり楽だ。全然圧迫感がない。でも現時点でこの感覚だと、はき慣れた時にゆるくなる可能性が高い。とは言え、7.5は「きつい」を越えて「痛い」の領域なのだ。
う~んどうしよう。恐らく7.5Gでジャストフイットなのだろうけど、Fしか置いてない以上、どちらかにするしかない。究極の選択の法則により、ゆるい方を買うべきか。

しかし店員の兄ちゃん曰く、
「チャーチはきついのを買った方ががいいと思いますよ。かなりソールが沈み込むし、革がけっこう伸びるので、今ちょうどよいのを買うとガバガバになるかもしれません。」

うーん、確かにそれもあるのだか・・・・。しばらくの間悩み、結局8を買うことにする。

(3)質実剛健
しばらくは高嶺の花と思っていたが、まさか5万台で手に入るとは夢にも思わなかった。

「チャーチは硬い」とよく聞くが、意外と柔らかい。チーニーの方が革も履き味もずっと硬い。
革質はあんまりたいしたことない。少なくとも10万クラスの革ではない。インペリアルには遙かに及ばない。
仕上げは何というか、がさつだ。バイクに例えるなら(バイクに興味ない人ごめん)カワサキだ。しかし履き心地は良いし、作りがガッチリしてるので、気兼ねなくガシガシ履くべき靴だ。
イタリア靴のようなエレガントさは微塵もないが、「頼れる男」という感じだ。まさに質実剛健という言葉がピッタリな靴である。

茶色の靴は、微妙に色を変えられるという楽しみがある。つま先やかかとの部分に黒い墨を入れ、さらに黒のワックスで磨くと、ビンテージっぽくて良い風合いになった。

(つづく)chtwnd.jpg



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